膀胱炎を予防する生活習慣を身につけよう!

急性膀胱炎の治療は抗生物質や抗菌剤の内服治療などで行いますが、血尿や痛みや発熱などがなく頻尿や排尿時の痛み、残尿感など膀胱炎特有の症状が軽ければ、自然に治すことが可能な場合もあります。

膀胱炎を日常生活の中治す方法は、そのまま膀胱炎の予防に繋がっていきます。膀胱炎の治療や予防法について家でできることをご紹介します。

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膀胱炎にならないために何が必要?

膀胱炎では急激に頻尿や排尿痛、残尿感などの症状が出てくる急性膀胱炎、こうした症状が繰り返される慢性膀胱炎、また出血を伴う出血性膀胱炎や原因不明とされている間質性膀胱炎など、様々な種類があります。

これらの膀胱炎のうち、陰部や腹部または腰や背部の痛みや発熱、血尿などの症状がある場合には病院での検査や治療が必要ですので、できるだけ早く受診してください。

頻尿や排尿の時の痛み、残尿感などの症状が軽く、急性膀胱炎が初期の場合は日常生活の中でいくつか気をつけることで、自然治癒させることができる場合があります。

まず、急性膀胱炎では細菌が膀胱内に侵入して炎症を起こしている場合が多くあります。そのため、いつもより水分を多めに摂るようししたり、トイレにこまめに行くようにしたりすることで膀胱の中の尿をなるべく外に出すようにします。

尿が身体の外に出すことで、膀胱の中に尿が溜まっている時間は少なくし、細菌を繁殖させず速やかに身体の外に出すようにします。

つぎに生活の中で身体の免疫力を落とさないようにします。身体が冷えると体温が下がります。体温が下がると、身体は熱を放出させないようにしますので、血管が収縮します。

血管が収縮すると血行が悪くなり、身体の中に細菌やウィルスが侵入しても、それらをやっつけるためにすぐに白血球が集まることができず、結果的に細菌やウィルスをやっつけることができることができないまま繁殖させてしまい、病気を発症させてしまいます。

一般に体温が1℃下がると約30%免疫力がダウンすると言われています。一方で体温が1℃上がると一時的ではありますが、約506倍に免疫力がアップすることもあり、身体を冷やさないことの大切さが伺えます。

他にも、乱れた食生活や、過度なストレスや過労なども免疫力を下げる要因になります。規則正しい生活で、バランス良い食事と良質の睡眠や適度な休息は免疫力を維持するためにかかせません。

膀胱炎を予防する生活ってどんなの?

膀胱炎を予防するにあたって規則正しい生活といっても、実際にどのような生活でしょうか?

【食事】
バランスのよい食事とは、ご飯や穀類などの主食に、肉や魚、卵などのタンパク質が主となる主菜、野菜やキノコ類、海藻類などを使用した副菜に汁物を組み合わせたものが理想的です。

中でも中華、洋食よりも和食が理想的ですが、いずれにせよカロリーを取り過ぎないようにしましょう。他にも食べ物にはエネルギーに源になるだけでなく、身体を冷やしたり温めたりする働きもあります。

<身体を温める食べ物>
野菜:しょうが、唐辛子、ニンニク、根野菜(大根、長ネギ、ゴボウ、玉ねぎなど)など
果物、ナッツ類:桃、ざくろ、栗、松の実など
肉類:鶏肉など
魚介類:青魚(さば、あじ、いわしなど)、えび、鰹など
その他:卵、みりん、味噌、ごま油など
飲み物:ココア、紅茶、梅酒など

【睡眠、休息】
ストレスや過労や、急激なダイエットも免疫力を下げる要因になります。また、身体が冷えないように気をつけ、特に下腹部をあたためるなどして、身体の血のめぐりをよくする他、睡眠を十分に摂るようにしましょう。

寝付きが悪い、ぐっすり眠れないなどの場合は、寝間着や寝具を自分がリラックスできるものを使うようにするなどの工夫をしましょう。

【清潔】
排尿後は前から後ろに拭くようにし、排泄物が尿道口付近に残らないようにしましょう。必要ならば、清潔なビデやウォシュレットなどで洗浄するようにしましょう。

ただし、ウォシュレットでは排尿後に「お尻マーク」の表示のある排便後用のシャワーウォシュレットを強いシャワーで使用することによって、シャワーの勢いで陰部に残っている菌を尿道口の中に押し込んでしまったり、強すぎる勢いの他、シャワーウォシュレットの使いすぎで肛門周囲が炎症を起こしたりすることもあり、そこから細菌感染をしてしまう場合もあるので注意が必要です。ビデもウォシュレットも使いすぎには注意しましょう。

入浴などは、シャワーだけではなく41℃以下のぬるめのお湯でゆっくり湯船に浸かり身体を温めるようにしましょう。

性交渉前には陰部を洗い、性交渉の後は陰部を軽くシャワーで流したりなるべく早く排尿をしたりするようにして性交渉によって身体の中に侵入した可能性のある細菌を身体の外に出すようにしてください。

また、生理用のナプキンや出産後の悪露用ナプキンも雑菌が繁殖しやすい状態にあります。長くても約3時間以内には交換して、陰部の清潔を保つようにしてください。

また、急性膀胱炎の原因菌とされる菌の大半は大腸菌です。便秘も大腸菌を繁殖させる要因になりますので、便秘気味の人は便秘が長期にならないように気をつけてください。

【運動】
日頃からの運動不足や加齢による筋肉量の低下は、体温も下げてしまいます。

しかし、いきなりの激しい運動は過労などから逆に免疫力を低下させてしまうこともあるので、30分のウォーキングなど継続して行えるできる範囲の適度な有酸素運動などをしていくようにしましょう。

【排泄】
トイレを我慢しすぎると、それだけ膀胱の中に尿が溜まっている状態となり細菌が繁殖します。トイレを我慢しないようにすることや、もともと一日数回しかトイレに行かないような人は、いつもより水分を摂り定期的にトイレに行くようにしましょう。

それでも膀胱炎になってしまったら?

はじめは症状が軽く、上記のようなことしていても頻尿や排尿後の痛みや残尿感が続いたり、これらの症状がひどくなってきたりする場合や、元々の病気があり膀胱炎が慢性化して繰り返している場合には、なるべく早く内科や婦人科、もしくは泌尿器科を受診するようにしてください。

そうしてお医者さんの指示を受けて治療をしつつ、こうした日常生活でできることをお医者さんに確認しながらしていきましょう。

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