尿検査では中間尿を採ろう ~正しい中間尿の採り方~

膀胱炎は早期の受診が必要ですが、そこで正しい診断がされ効果的な治療をしてもらうためには、検査が正しく行われる必要があります。また誤診され効果的な治療が行われないと、結局は膀胱炎が長引いてしまいます。

検査での診断は尿検査と尿中細菌培養で主に診ますので、今回は正しい尿の摂り方をご紹介します。

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尿検査は排尿している途中の尿をとる中間尿!

おしっこが出る前から検査用の紙コップを陰部にあてて確実に尿をとりたいところですが、尿検査の場合にはおしっこが出始めてから出きっておしっこが止まるまでの途中の尿、つまり「中間尿」を採取します。

このおしっこをしている間の途中の尿をとってする尿検査の方法を「中間尿採取法」といいます。これは、検査でみるための尿が陰茎や膣についている大腸菌などの細菌で汚染されることが、できるだけ少ないようにと考えられた方法です。

尿の中にある細菌が、身体の中に入って起こした膀胱炎の原因菌なのか、もともと陰部についていた膀胱炎とは関係のない菌なのかの判断は、尿検査や培養検査ではわかりません。

膀胱炎の原因やまた治療の効果をきちんと見極めるためには、この中間尿を正しくとって膀胱の中がどのような状態になっているのか知ることがポイントになってきます。

尿検査をする前に気をつけること

尿検査は尿の内容をみる検査なので、通常と尿の成分が大きく変わることも避けなければなりません。
・薬やビタミン剤、ドリンク剤を多く飲まない。
・激しいスポーツは避ける。
・性交渉は控えて雑菌を抑える。
・女性の場合、生理中であれば申告する。(膀胱内部からの血尿と間違われてしまう)
・陰部は清潔にする。

以上のことに気をつけ、正しく尿検査が行われるようにしてください。

正しい中間尿のとり方

ポイントは膀胱の尿にできるだけ近い形で尿をとることにあります。

通常、膀胱の中は無菌状態です。そこに菌が入って膀胱炎を起こしているので、できるだけ菌を入れないようにすれば、膀胱炎を起こしている細菌だけが尿の中に排出されているはずです。

1. 両手をよく洗い、ついている雑菌を洗い流す。
2. コップ、容器に名前を書く(名前を書いて渡してくれる病院もあります。)
  滅菌容器の場合は、中に指を入れたりしないようにしてください。
3. 陰部を拭く。
   女性は外陰部と肛門周辺を前から後ろにウエットティッシュなどで拭く。
   男性は必要時、陰茎から包皮までを引き上げてウエットティッシュなどで拭く。
   その場合、陰茎の先端から根元までよく拭く。

4. 尿をとる容器の内側に触れないように持って、出始めのおしっこは便器に出し、途中からの尿を容器にとって、終わりがけの尿は容器にとらないようにし、便器にだす。

5. 採尿をしたら、時間をあけずにできるだけ早く提出する。

正しい手順でできるだけ早く尿検査を提出して、誤診されないように正確な診断をしてもらうようにしましょう。

これだけはやらないで!尿検査のNG!!

ペーパーテストで検査をするか、遠心分離器による尿検査なのか、細菌を培養するために行う尿の細菌培養検査なのかによって、その容器も量も違ってきます。

ペーパーテストだと、試験紙が浸かれば検査ができますので、割と少量でもできますが、その他の尿検査では必要量がある場合もあります。その場合、尿量が足りなくても、絶対に水を足したりしないでください。

また、恥ずかしさから尿カップの上にティッシュやトイレットペーパなどをかぶせてしまう人もいますが、そのティッシュやトイレットペーパーについているわずかな埃が尿の中に入ってしまったり、提出する途中で誤ってコップの中に入ってしまうと、検査結果が違ってくる場合があるのでやめてください。

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