アデノウイルスによる出血性膀胱炎の治療法はない!?

細菌感染が原因で起こる膀胱炎ですが、細菌だけでなくウイルス感染でも膀胱炎になることがあります。中でもアデノウイルスによる膀胱炎は出血性膀胱炎で、膀胱炎の症状にプラスして尿の中に血が混じり見た目で驚くこともあります。

そんなアデノウイルスによる出血性膀胱炎ですが、一体他の膀胱炎と何が違うのか、またどうしたらいいのかなどをご紹介していきます。

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アデノウイルスによる膀胱炎、他と何が違う?

まず、アデノウイルスが引き起こす感染症としてよく聞くのはプール熱や流行性結膜炎ですが、尿路感染を起こすこともあります。

アデノウイルスは通常大人よりも子どもの方が感染しやすいウイルスと言われていますが、決して、大人には感染しないということではありません。抵抗力が落ちたり、過労やストレスが溜まって免疫力が落ちていたりすることで、大人でも感染する可能性は十分あります。

そして、実はこのアデノウイルスはインフルエンザに次いで検査で検出されるのが多いウイルスで決して珍しいウイルスではありません。

しかし、夏に多くアデノウイルスによる感染症が多く発生をしますが、インフルエンザと違ってアデノウイルスが存在する流行の季節というものはなく、一年中いつでも私達の身の回りに存在しているウイルスです。また、免疫がつきにくいので何度でも感染を繰り返すこともあります。

アデノウイルスにはインフルエンザと同じようにその病気を引き起こす「型」というものがあります。中でもアデノウイルス11型が出血性膀胱炎を引き起こすとされています。

このアデノウィルスが起こす膀胱炎で特徴的な症状は出血です。症状の経過としては約507日の潜伏期間があり、そのあと膀胱炎特有の頻尿や排尿時の痛みや残尿感の他に出血があります。その出血も、肉眼でわかるほどの血が混じった赤い尿が出ます。

通常の膀胱炎では白血球が混ざることから尿は白く濁りますが、アデノウイルスによる出血性膀胱炎では濁りはみられません。熱が出ることもありますが、他の膀胱炎と同じようにその殆どは微熱で高熱がでることはあまりないことも特徴の一つです。

どうしてアデノウィルスによる出血性膀胱炎ってわかる?

出血性膀胱炎の診断としては、まずは尿の中に血が混じっているかの確認をします。これは尿の試験紙で潜血反応をみるとすぐにわかります。

そして、尿の中に含まれる細菌はないか、ウイルスの種類の確定検査などする場合もあります。このウイルスの種類を調べる場合は尿細胞検査を行うのですが、採った尿の中にある細菌やウイルスを培養して増やし検査をするので時間がかかります。

アデノウイルスの場合には、水分補給と安静にしていれば数日0約10日で症状が治まってくるので、尿細胞検査でアデノウイルスが原因であったとわかるまでに、出血性膀胱炎が治っていることの方が多くみられます。

アデノウィルスによる膀胱炎の治療と予防は?

アデノウイルスによる出血性膀胱炎だと確定ができても、アデノウイルスに効く薬というものがないので、治療としては水分を多めにとり排尿を十分にするようにする他、栄養や睡眠などをとって安静を保ち自然治癒するのを待ちます。通常は数日で膀胱炎の症状が治まり、尿の潜血反応も約10日でマイナスになります。

予防としては、ウイルスに感染しないよう陰部を清潔に保つのはもちろんですが、体力や抵抗力が落ちていることで、こうしたウイルスに感染しやすく膀胱炎を発症させてしまうこともあります。

バランス良い食事をし、十分な睡眠や休息をとり、過度な疲れやストレスを溜めないこともアデノウイルスへの感染、ならびにそれによる出血性膀胱炎の予防にもなります。

また、アデノウイルスは比較的うつりやすいウイルスです。家族の中でアデノウイルスによる出血性膀胱炎を起こした人がいたら、お風呂などは最後に入るなどして、他の家族にうつらないようにしてください。

特に子どもの場合はその症状を伝えることが難しく、気がついた時には重症化している場合があります。子どものおしっこが赤み帯びていたり、トイレが頻回であったり、トイレに時間がかかりすぎたりと、子どものトイレにいく様子が普段と違っておかしいと感じられる時には、早めに小児科などお医者さんにかかるようにしてください。

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