夏の熱中症などの脱水症状が急性膀胱炎を引き起こすこともある

冬の寒さだけじゃなく、夏の暑さも膀胱炎には危険信号です。実は膀胱炎の発生は夏にも多く見られます。夏と膀胱炎の発症の関係は一体どんなものでしょうか?

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どうして夏になると膀胱炎になりやすい?

最近は夏になると「猛暑」とともに「熱中症」という言葉もよく聞かれます。暑さによって大量の汗をかくことで急速に身体の水分が失われて、外からの水分や塩分などの補給が一気に追いつかなくなり脱水症状になります。

こうした熱中症による脱水症状では、身体の水分が汗となって大量に出てしまう分、尿として排尿される分が少なくなってしまいます。その結果、尿量は少なく濃縮し、トイレに行かなくなり、尿が膀胱内に長時間溜まっている状態が続きます。

それにより膀胱内に侵入した細菌が膀胱の中で繁殖し炎症を起こして膀胱炎になる危険性が高くなってしまうのです。

また、脱水症状による排尿量の低下だけでなく、こうした強い脱水症状による「熱疲労」も体力や免疫力を低下させる要因となり、膀胱炎が発症する危険性は高まります。

他にも強すぎる冷房の中に長時間いると身体が冷えて抵抗力が低下したり、冷房の効いた室内と厳しい日差しが降り注ぐ暑い屋外とを行き来することで、自律神経が乱れ免疫力が低下してしまう人も多くいます。

こうした身体の機能低下も細菌に感染し膀胱炎になりやすい一因となります。

日本の夏の気候は高温多湿のため、雑菌が繁殖しやすい気候になります。主に急性膀胱炎などの原因の大腸菌などもこうした高温多湿のところでは活発になり繁殖しやすくなります。

そのため、他の季節に比べ日常に潜む菌の数や種類も増え、その細菌そのものもちょっとしたきっかけで繁殖し感染を起こす可能性が高くなり、結果、膀胱炎を引き起こす確率は高くなります。

膀胱炎と脱水

毎年、熱中症で倒れる人がニュースになっています。このことからもわかるように、気づかないうちに急速に脱水になることはよくあります。

脱水症状からの熱疲労を起こすことで身体の中の水分が失われ排尿の回数が減り、膀胱内で細菌感染を引き起こす危険性が高まります。このようなことから、気づかないうちに脱水から膀胱炎になっていることもあります。

膀胱炎自体は、その身体のしくみなどから女性に多い病気です。しかし、熱中症などによる脱水は、比較的体力の少ない、体温調節が未熟な子どもや、加齢により口の渇きを感じにくく発汗作用が鈍っている高齢者の方がなりやすい傾向にあります。

身体の中の水分が少ないため、あっという間に重度の脱水になっていることもあり、気がついた時には膀胱炎も重度になっていることもあります。膀胱炎にならないようにというのはもちろんですが、夏場は熱中症による脱水にもならないように注意が必要です。

夏の膀胱炎予防策は?

夏には怖い熱中症などの脱水症状も、膀胱炎も重症化すると命にかかわる病気です。熱中症や膀胱炎に対しての重症化させないための対策や予防するには一体どんなものがあるのでしょうか?

・気温、湿度に気をつける。(夏の室内の快適温度と湿度は 室温:25?28℃、湿度:50?60%)
・規則正しい生活をし、体力、抵抗力をつける。
・睡眠を十分にとる。
・栄養バランスのよい食生活をする。
・喉が渇いていなくても水分をこまめにとる。
・スポーツドリンクなど塩分や糖分が吸収されやすい飲み物を飲む。
・調理中も熱が高くなるので、しっかり換気を行い、水分をとりながら調理する。
・室内に熱がこもらないように、帰宅時などには特に窓を開けて扇風機を使うなどして熱気を外に逃がすようにする。
・外では日差しをよける他、衣服の調整や帽子の着用をし、室内ではエアコンの使用など環境調整をする。
・屋外に行くとき、または就寝時など冷却スカーフや冷却シートなど、冷却グッズを活用して、体温調節をし一度に大量の汗をかかないようにする。
・ビタミンCを多く含むもの、免疫力を高めるもの、抗菌作用のある食べ物などを食べるようにする。
(クランベリー、パイナップル、ブルーベリー、ヨーグルト、ニンニク、玉ねぎ、ビタミンCのサプリなど)
・膀胱炎かなと思ったらすぐに病院に行き、しっかり治す。

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