急性膀胱炎が冬にかかりやすいワケ

寒くなると、身体が冷えてトイレに何度も行きたくなります。だけど、寒くなるとついついトイレにいくのが面倒で我慢しがちになります。

寒さからくる頻尿と膀胱炎の頻尿の違いはなんでしょうか?また、冬の寒さと膀胱炎はどんな関係があるのでしょうか?

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寒い冬になると膀胱炎になりやすい?

寒くなると、頻尿になりトイレに行く回数が増えます。これは寒い冬の冷えからくる身体の変化が原因です。また、汗をかく量も減ることで尿量が増えるためトイレに行きたくなります。

他にも身体の冷えから筋肉が縮んだり、腎臓など臓器の動きも悪くなり排尿回数が増えます。

膀胱炎でも、頻回にトイレに行きたくなります。膀胱炎の原因としては細菌が尿道口から膀胱に入り感染し炎症を起こすからです。こうした細菌感染による膀胱炎は、実は夏冬関係なく起こりうるものです。

しかし、細菌が繁殖する要因を見ていくと、冷えからくる身体や生活の変化が関係するものがあります。

まず、第一に冬は風邪やインフルエンザが流行し、これらの病気にかかることで体力や抵抗力が低下します。抵抗力が低下することによって細菌に感染しやすくなってしまいます。

また、暑い夏に比べて寒い冬はじっとしている限り、さほど喉が渇くこともなく水分摂取も少なくなる傾向にあります。そのため、尿量も減ってきます。また、冷えからくる頻尿のため、水分摂取量を控える人もいます。これらによって、尿量が少なくなり濃縮された尿はその栄養を元に細菌が繁殖しやすくなります。

また尿量が減ったり、寒さからトイレに行くことが億劫で排尿を我慢して長時間膀胱に尿を溜めていることで、ますます膀胱内で細菌が繁殖する好条件となり、膀胱炎を発症しやすくなってしまいます。

冷えからくる頻尿と膀胱炎の見分け方

冬の寒さから身体の様々な機能が変化し頻尿になります。そのため、膀胱炎の症状の一つである頻尿と区別がつかず、気がついたら膀胱炎になっていたということも少なくありません。

では、寒さからくる頻尿と膀胱炎の頻尿の違いはなんでしょうか?

寒くなると、汗が出ない他にも皮膚からの水分の蒸発である不感蒸泄の量も減ります。その分、口から取り入れた水分は尿になります。

また、冷えから身体の末梢血管が縮みます。血管が縮むと血管内よりも体幹の血液量が増えることから、尿量は増えます。そして、血管を多く含む筋肉も縮むので、膀胱や腎臓などの臓器も縮むことでより尿意を感じやすく、排尿の回数は増えます。

こうした、身体の変化による生理的な頻尿では、排尿時の痛みは感じません。また、尿そのものは、夏ほど暑くないことから水分の摂取量が減ったり、また寒さからくる頻尿のために水分の摂取量を控えたりすることから濃縮尿は見られるかもしれませんが、尿の混濁や浮遊物などは見られません。生理的な頻尿では身体を温めることで頻尿が改善されますが、膀胱炎は細菌感染による炎症からくる頻尿なので温めて症状が和らぐことはあっても、劇的に治ることはありません。

細菌感染ではなく寒さからくる頻尿でも、トイレを我慢したり、水分の摂取量を控えたりすることで、膀胱炎になることもあります。膀胱炎の予防策だけでなく、寒さ対策も合わせてするようにしましょう。また、単なる頻尿ではなく膀胱炎かな?と思ったら、水分を多めに取り身体を温める他、できるだけ早く病院で受診するようにしてください。

冬の膀胱炎予防策は?

では、冬の寒さによる膀胱炎は予防できないのでしょうか?寒い冬でも基本の膀胱炎の予防策にくわえて冷え対策などで冬の膀胱炎は予防できます。

・衣服の調整やカイロの使用などで防寒対策をする。
・水分はこまめに摂る。(一日1,500?2,000mlが目安)
・体力、抵抗力を落とさないように休息や睡眠は十分にとる。
・栄養バランスのよい食事をする。
・適度な運動で体力をつける。
・軽い運動で汗を流す。
・過労や過度のストレスを溜めないようにする。
・陰部を清潔にする。
・トイレを我慢しない。
・温かい飲み物で身体を中から温める。
・身体、特に下半身を温め、身体の中の血流量を調整し尿量も調整できるようにする。
・クランベリーやパイナップルなどビタミンCが豊富で抗菌作用があり細菌の繁殖を抑えてくれる食べ物を摂るようにする。

以上のような対策で寒さや冷えからくる頻尿を改善し、冬の膀胱炎を予防するようにしましょう。

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