急性膀胱炎の治療で症状が改善するのは、どのくらいの期間がかかる?

急性膀胱炎は治らない病気ではありません。しかし、適切な時期に適切な治療がされないと長引いたり、繰り返して慢性的に膀胱炎の症状に苦しむことになります。

生活改善をすれば自然に治ることもありますが、早めにお医者さんで受診し、きちんと治療した方が早くスッキリ治ります。では、具体的に治療にはどれくらいの期間が必要なのでしょうか?

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急性膀胱炎は治療したらすぐ治る?

膀胱炎の検査は一般の検査では数十秒、遠心分離機を使って尿の成分を見る検査でも10分程度でわかるので、当日に検査結果がわかります。

そのため、診断が早く治療はすぐに開始されます。急性膀胱炎と診断されたら、その原因の殆どは細菌感染と考えられ受診したその日のうちに抗生剤の処方がされて治療が開始されます。

では、抗生物質や抗菌剤は飲んだら、すぐ効果があるものなのでしょうか?急性膀胱炎の症状じたいは飲み始めて1~2日程度で落ち着いてきます。

その程度によって差がありますが、膀胱炎の治療ガイドラインの統計によると、そのうちに日常活動で制限があったのは平均2.4日となっており、仕事に支障をきたし制限があったのは1.2日となっています。

つまり、薬を飲み始めて1?2日程度で仕事もでき、3日もすれば、普通の生活でも支障をきたすことはなくなることが多いということです。

ただし、急性膀胱炎の症状が続いたとされるのは平均6.1日になっており、1?3日で生活に支障はなくなっても、症状が完全になくなるのには1週間程度かかるという統計になっています。

症状が軽くなったからといって、処方された薬を勝手にやめないようにしましょう。

膀胱炎の薬はどれくらい飲み続ける?

では、一体いつまで薬を飲み続ければいいのでしょうか?通常は急性膀胱炎を引き起こす大抵の原因菌に効くであろう抗生物質や抗菌剤が処方されるので、その処方も、長くて7?10日、最近では3日間の処方で終わることがあります。

抗生物質や抗菌剤の作用として、口から飲んだ薬が血液の中に溶け込んで濃度が一定に保たれて身体をめぐることで細菌をやっつける効果が発揮されます。処方された期間が短いと細菌をやっつけきる前に血液の中の薬の濃度が低くなり、身体の中で暴れる細菌が残ってしまいます。

また、一日3回のところを1回にするなど薬を飲む回数を勝手に減らすと、細菌をやっつけるだけの血液の中の薬の濃度が足りず、結果、同じように細菌をやっつけきることができなくなってしまいます。処方された期間、回数を守って飲むようにしてください。

ただし、治りが悪いと追加で検査をしたり、抗生物質や抗菌剤の種類を変えて薬を飲み続けることもあります。

膀胱炎の通院はどれくらい?

急性膀胱炎の通院は初めの受診で検査と処方がされ、その後経過を見る、合計の2回の通院で終わることが殆どです。大抵の場合は、初めの受診からおよそ一週間後に再診して、症状がなくなってきているか、つまり薬が効いているかをみて次の受診が必要かどうかをお医者さんが判断します。

程度によっては、それからまた4?6週間ぐらい後に再診して、今度は急性膀胱炎が完治したか、症状が繰り返していないか、再発していないかどうかなどを、一般尿検査などで確認します。

急性膀胱炎は、通常では内服のみで治療できるので、上記のように2~3回の通院で終わります。しかし、脱水を併発していたり体力の消耗が激しい場合、その程度によっては一日おきの点滴などを言われることがあり、通院回数が増えてしまい、その一回の受診に要する時間も長くなります。

なるべく早くに膀胱炎の症状をよくしたい人。早くに治療をすませたい人は、膀胱炎かな?と思ったら、すぐに受診するようにしましょう。

【急性膀胱炎の治療経過】

0日目急性膀胱炎<発症>

0~1日目 受診:尿検査、内服薬処方<治療開始>
1~3日目 症状の改善
↑     ・症状が治まってくる
↑     ・日常生活や仕事に支障をきたさなくなる

この間に体力の消耗や脱水がひどいと点滴をする
(点滴の中に抗生物質を入れる場合もある)


3~7日目 内服薬がなくなる、症状が完全になくなる
7日目   再診:薬の効き目、再発がないかを確かめる
↓     <症状確認、完治>


4~6週間後 再診:再発がないかを確かめる<完治>

※上記の間で薬の効きが悪かったり、他の病気を考えられると薬の変更や追加の検査は行われる。

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