急性膀胱炎の治療は、問診・検査結果、程度によって決まる!

頻尿や排尿痛などつらい症状の急性膀胱炎。急性膀胱炎に対して行われる検査や治療はどのように行われるのでしょうか?急性膀胱炎の症状に対する検査や治療についてご紹介していきます。

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急性膀胱炎の治療って?

まずは、急性膀胱炎の程度をお医者さんが判断して、それに合った治療をします。その程度の判断の元になるのが、様々な検査になります。その検査には以下のようなものがあります。

<問診>

診察室でお医者さんに以下のようなことを聞かれます。
・いつから症状が出てきたのか
・一日にどれくらい排尿に行くのか(排尿回数)
・排尿の時にどれくらい出ているのか(排尿量)
・痛みの有無、またどんな感じの痛みか
・排尿が終わってから残った感じがあるか(残尿感の有無)
・排尿の時に違和感やへんな感じがないか(不快感の有無)
・尿の色はどんな色か
・尿は濁ってないか
・尿に血が混じってないか
・水分はとれているか
・発熱やだるい感じ、腰の痛みや気分の悪さなどの他に症状がないか

<一般尿検査>

尿は出始めのものではなく、排尿をしている途中の尿をとります(中間尿)。その尿に試験紙をつけて、その反応によって大まかな尿の成分を調べます。

この検査では尿の中のpH(酸・アルカリの度合い)タンパク、糖、ケトン体(脂質の代謝状態、脱水の有無)、潜血(出血の有無)がわかります。試験紙による検査なので数?数十秒で早くに結果がわかりますが、ある程度の誤差や細かい数値などはわかりません。

<尿沈渣検査>

採尿した尿を容器に入れて、高速でまわる遠心分離機で尿の成分を分離させて、顕微鏡で中の成分を調べます。これにより、一般尿検査ではわからないような、尿の中の白血球の数などを見ることができます。白血球の数が多ければ、それだけ炎症があり白血球がたたかっているということなので急性膀胱炎の診断ができます。分離器にかけたり、顕微鏡で見たりするので、結果は出るのに10分程度かかります。

通常は他に重篤な症状がなければ、これらの検査で急性膀胱炎のおおよその診断ができます。

<尿培養>

さらに急性膀胱炎を起こしている細菌の種類を特定する場合には、なるべく他の細菌がつかないように無菌に近い状態で尿をとり、ある特殊な環境で尿の中にいる細菌を育てる培養検査が行われます。だたし、この検査は細菌を育てるので、検査結果がわかるまでに数日かかります。

<薬剤感受性検査>

一般的な抗生物質や抗菌剤の治療をしてもその効果が出ない時など、その薬に対してどの種類の薬で効果が出るのかを判断する検査です。

これらの検査によって、急性膀胱炎のその症状やその程度をみて、それにあった治療がされます。

急性膀胱炎の治療ってどうするの?

先に書いたような検査で急性膀胱炎の程度の診断がされて、いよいよ治療が始まります。通常は急性膀胱炎の原因の殆どをしめる大腸菌に効果のある抗生物質や抗菌剤が使われ、3?7日間の処方がされます。

これらの内服薬によって普通は1?2日で症状が治まってきますが、症状がなくなっただけで原因となる細菌をやっつけたわけではないので、必ず出された薬はのみきりましょう。

他にもひどい脱水があると、水分を補給するために点滴をすることもあります。また、その時の体調や症状によっては、追加で漢方薬が処方されることもあります。

これらの薬を飲んで効果があったかどうかは、薬を飲みきってから身体の中の薬の成分がなくなるとされる約1週間後にみます。さらにその4?6週間に症状と尿検査で再発がないかを確認します。

急性膀胱炎の治療は薬だけじゃない!

いくら薬を飲んでいても、細菌に感染した原因となる生活も見直さなければ、急性膀胱炎は繰り返されます。そのため、薬を飲むだけでなく、生活を改善していくことも治療の一つとなり、また同時に再発の予防策にも繋がっていきます。

陰部を清潔に保ち、睡眠不足や過労をさけ十分な栄養をとって体力を回復させること、水分を多くとり排尿を増やすこと、身体を冷やさないようにすることなど、身体の免疫力を回復できるような生活をするようにしてください。

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