急性膀胱炎のほとんどは細菌感染が原因

さて、膀胱炎と言っても、急性膀胱炎に慢性膀胱炎、また出血性膀胱炎や間質性膀胱炎など、あまり耳にしないものまで様々なタイプがあります。

しかし、一般にいう「膀胱炎」のその殆どは、ある日突然起こる「急性膀胱炎」です。私達が生活する中では、目には見えない沢山の細菌が実際にはたくさんいるのです。では、一体どんな細菌がこの急性膀胱炎を起こすのでしょうか?

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膀胱内に細菌ってどうやって侵入する?

急性膀胱炎は、細菌に感染することで起こる膀胱炎です。細菌に感染することで急激に炎症が起こるので、その症状も急に起こります。膀胱炎を起こす細菌は身体の中に元々いるわけではなく、身体の外から入ってくるのです。

細菌は、肛門や膣などについた菌が、尿道口から尿道内に侵入し、遡って膀胱にたどり着き、膀胱内に侵入し粘膜で繁殖し炎症を起こします。

本来なら排尿することで細菌は感染を起こす前に身体の外に出ます。しかし、仕事で長時間トイレに行けない、水分を摂る量が少なく排尿が少なくトイレにあまり行かない、行っても尿量が少ないなどの状況だと、細菌は身体の中に長時間とどまり感染を起こしやすくなります。

急性膀胱炎を発症する年代と性別で見てみると、10代後半から20?30代の女性が多いとされています。これは女性が男性に比べて尿道口から膀胱までの距離が短いことが、その原因の一つとなっています。

また、この年代の女性は生理によってナプキンやタンポンを使用するため、それらが雑菌繁殖の原因になることや、性行為の多い時期であること、妊娠、出産など経験する時期であることなど、細菌に感染するきっかけが多い状況にあるからです。

他にも無理なダイエットなどで体力を落としやすい傾向にあるのも、要因の一つかもしれません。

男性の場合は、女性と同じく20?30代では性器を清潔に保てず、不潔なまま性行為することにより身体の中に細菌が入り、急性膀胱炎を起こす原因の一つになります。

また、前立腺の炎症も同時に起こすことも多く、前立腺炎から膀胱へ感染を拡がり膀胱炎になることや、他の病気が原因となり膀胱炎を発症することも多くあります。

女性は閉経を迎えると、身体の免疫力が低下し細菌が身体の中に侵入しやすくなるため、50代も好発年代となります。さらに70歳代になると、女性も男性も高齢になることによって免疫力が落ちてきます。

そのことにより、膀胱炎をはじめとして、様々な病気にかかりやすくなります。加えて、身体機能の低下から尿もれや尿失禁によりオムツを使用するようになれば、そこもまた細菌繁殖の温床となり、ますます感染の危険性があがり膀胱炎を起こしやすくなります。

細菌が入ったらすぐにみんな膀胱炎になる?

身体の中に入った細菌がすべて感染を起こすわけではありません。普通の生活をしていれば、本来もっている体力と抵抗力でその細菌に負けることはなく、排尿によって細菌が繁殖する前に身体の外に出すことができるのです。

しかし、過労で疲れやストレスが溜まっていたり、風邪をひいたり無理なダイエットなどで睡眠や栄養が足りない状態であったり、また身体が冷えたりしていると細菌にとっては好都合です。

身体の抵抗力が低下している状態では細菌の暴走をとめることができず、細菌は尿の成分を栄養に一気に繁殖し炎症を起こしてしまうのです。

見えない細菌にどうやって気をつける?

膀胱炎の原因となる菌のそのほとんどは大腸菌と言われています。この大腸菌が全体の約70?90%以上を占めます。その他、自然界にも広くいて人の皮膚や鼻の中や腸管などにも存在しているブドウ球菌や、人や動物の腸内にいるプロテウスの他、クラミジア、マイコプラズマなど様々な菌でも膀胱炎は起こります。

これらは陰部が不潔になることで繁殖をしますが、その他にも便秘や下痢も急性膀胱炎を起こす原因をなることがあります。便秘になり大腸菌が長い時間身体にいることで細菌増殖の原因となり、逆に下痢だと排便回数が増えて細菌感染のきっかけが増えることになり、急性膀胱炎を起こすリスクが高まります。

このように、細菌が身体の中に入るだけが原因ではなく、その年代の生活スタイルや身体の抵抗力なども、膀胱炎の原因となります。普段から体力や抵抗力をさげないように規則正しく生活することが重要になってきます。

加えて、年代による膀胱炎を起こす要因を知り、事前にその状況に応じて予防をしていくようにしましょう。

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