膀胱炎の痛みに市販の鎮痛剤は有効か?

頻尿と排尿痛、残尿感が主な症状の膀胱炎ですが、その炎症の程度によっては排尿痛だけでなく、腹痛、陰部痛を伴い大変辛い思いをします。

そんな時は痛みを和らげるために痛み止めをお医者さんが処方することもあります。

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膀胱炎で起こる痛み

・強い陰部の痛み
膀胱炎では、排尿痛だけでなく陰部の痛みを訴える人が割と多くいます。これは「傷口がしみるような痛み」「焼けつくような痛み」「ヒリヒリする痛み」など表現は様々ですが、どれも膀胱の粘膜が炎症によりただれている状態からきています。そのため、炎症によって過敏になっている粘膜は、少しの刺激でも激痛が走ります。

排尿することで膀胱が空になり、炎症を起こしている膀胱の粘膜がくっついて、また痛みを生じるといった繰り返しで排尿中また排尿後の痛みがでてきます。炎症が元になっているので、放っておいてもなかなか治ることはありません。

・膀胱炎による腹痛
胃に原因のある痛みなら胸の下あたりで痛むのに対して、膀胱炎によって起こる腹痛では、下腹部の真ん中のあたりでずっしりとした重い痛みを感じます。また腸に原因がある痛みなら、痛みと一緒に下痢や便秘などの症状が多いのですが、膀胱炎にはそれがなく、腹痛と一緒に見られるのは頻尿による尿の回数や量の変化や、尿の色の変化です。

膀胱炎での痛みに対して処方される薬

膀胱炎によるこうした痛みがひどい場合には、抗生物質や抗菌剤と一緒に処方されることがあります。膀胱炎に効く薬ではどんなものがあるのでしょうか?

・ロキソニン(鎮痛解熱作用、抗菌作用)
ロキソニンは痛みに対してよく使われる鎮痛解熱剤、痛みに比較的早く効く効き目の強い薬です。
鎮痛解熱作用だけでなく、炎症を抑える作用も持っています。また、関節リウマチや腰痛、歯痛などにも効くのですが、膀胱炎の排尿痛や腹痛にもよく効果が出ることから、膀胱炎の痛みのひどい場合によく処方されます。

副作用としては、その強い効き目から胃の粘膜を荒らして消化性潰瘍を作ることもあるので注意が必要です。他にも胃の痛みや吐き気、嘔吐、食欲不振の他、倦怠感、下痢、アレルギー症状としてかゆみや発疹などがあります。ごくまれにアナフィラキシー様のショック症状や喘息の発作、急性腎不全など起こす人もいます。ニューキノロン系の抗生物質とでは痙攣を起こす場合があるので注意が必要です。

全ての人に副作用が出るわけではありませんが、もしも、このような症状があれば、すぐにお医者さんに相談しましょう。

・ボルタレン(鎮痛解熱作用、抗炎症作用)
ロキソニンと同じく鎮痛解熱作用があり、抗炎症作用もあるのですがボルタレンを細菌をやっつける目的で膀胱炎の治療薬として処方されることはなく、あくまでも痛みに対する対症療法です。坐薬もありますが、使用時に体温や血圧が急激に下がる場合があるので注意してください。

膀胱炎での痛みに対する市販薬

・バファリン(鎮痛解熱作用)
バファリンは痛みに対して効果があるアスピリン系の鎮痛解熱剤です。ただし、ロキソニンと違い抗菌作用はありませんので、バファリンだけ飲んでいて膀胱炎が治療されることはありません。

膀胱炎の痛みを抑えるためにバファリンだけを飲んでいて膀胱炎の痛みがなくなったとしても、それはバファリンの作用で膀胱炎が治ったのではなく、膀胱炎自体が軽症で自然に治ったということです。

急な痛みの時に対処するために使うのは問題がないのですが、痛みがなくなったからといって膀胱炎が治ったわけではないので、必ず受診はするようにしましょう。

市販薬では他にもノーシンやタイレノール(アセトアミノフェン)、イブ(イブプロフェン)、セデス(エテンザミド)などいろいろありますが、どれも成分が違いその効果は定かではありません。

そして、これらの薬に抗菌作用はないので膀胱炎に対して効くといったものでもありません。急な痛みの対処での服用はしても、その痛みの裏に他の病気が隠れていることがあります。痛みだけ治まっても、炎症を治さないと痛みはまた出てくるので、必ず受診するようにしてください。

また、受診をして一緒に出された抗生物質や抗菌剤があれば、必ずお医者さんの指示どおりに飲むようにしてください。

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